2009年07月02日

つぎの一歩のことだけを。

つぎの一歩のことだけを。


MOMOをご存知ですか?

ドイツの作家ミヒャエル・エンデによる児童文学。
忙しさの中で生きることの本質を忘れてしまった人々に対する警告的な意味合いも強く、
児童向けとはいえ その内容は幾分シリアスだ。

今回はその中から“道路掃除夫 ベッポ”の言葉をご紹介しますicon01

時間がなくなると、物事に無関心になり、無感動になっていく・・そんな言葉

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なあ、モモ、

とっても長い道路を受けもつことがよくあるんだ。

おっそろしく長くて、これじゃとてもやりきれない、こう思ってしまう。

そこでせかせか働き出す。どんどんスピードをあげてゆく。

ときどき目をあげて見るんだが、いつ見てものこりの道路はちっともへっていない。

だからもっとすごいいきおいで働きまくる。

心配でたまらないんだ。そしてしまいには息が切れて、動けなくなってしまう。

こういうやりかたは、いかんのだ。

いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな?

つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、

つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。

するとたのしくなってくる。これがだいじなんだ、

たのしければ、仕事がうまくはかどる。こういうふうにやらにゃあだめなんだ。

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なるほどね。大切なことかもしれないよ。



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